日本家屋が好き
近頃はモダンな洋風住宅が主流となり、和室のない家もめずらしくありません。
しかし、ひのきの土台・柱・たる木や松の桁・梁・身屋(もや)を使い、土壁を塗った家で、畳の上での生活が古くからの日本の住宅です。真壁造りで柱・梁があらわになった構造は古き良き日本の文化の一つだと思います。
ひのき・土壁を用いた家屋が高温多湿の日本の気候に適しているからこそ、先人から受け継がれ、歴史ある建造物が残されているのです。
日本家屋には家族の絆があります。
『家は子供に継承・・そして孫に継承を』 そう伝えるために大工になりました。
『残せる所は残し、新しく生まれ変わらせる』
これが次の世代への真の継承であり、大工としての私の使命です。
祖父から父へ・・父から私へ・・
継承された技術と日本の伝統を知ってください。