在来工法へのこだわり

無垢材を使って、在来工法で建築する

ひのき・土壁を用いた家屋は高温多湿の日本の気候に適しています。ですから先人から受け継がれ、歴史ある建造物が残されています。

ひのき造りの家ともなれば、坪単価は『かかるものはかかる』ものです。
まれに坪100万の日本家屋もありますが、平均すれば坪55~65万。

『大工さんが建てる家は高い』と思われがちですが、大手ハウスメーカーの集成材を使った住宅(○○ウッドと称されているようです・・・)と比べても、トータル的な費用に大差はありません。

在来工法でモダンで現代風な家の建築

在来工法でありながら、大工の伊藤建築では自由な設計でモダンで現代風な家を建築します。

無垢材へのこだわり

国産無垢材であれば小さな製材品を除けば、一本の丸太から一本の材料を製材するため、柱は芯持ち材です。芯があり赤身の良い木材は強いのです。ツーバイフォー工法も手軽で安価なので選ばれる方も多いのですが、使用する木材は合板パネルのため強度的にも家を長持ちさせるには国産無垢材で建てた家とはまったく違います。

国産無垢材で芯持ち材を使用した従来の木造住宅は、次の世代にも受け継がれていく良さがあります。最近では築100年の古民家を再生利用することも一般的になってきました。これは元の木造住宅の家がしっかりとして天然無垢材を使用して建てられた家故です。

もっとこだわれば、太い良質の丸太から芯去り材という柾目の出るような赤身の柱はかなり高価な柱になります。

ひのきへのこだわり

ひのきは年数が経つほど強度が増します

最近、大断面の集成材が構造材にしようされています。確かに、工場製品なので、均一に強度は出ています。集成材で建前の日から100の強度があると仮定して、30年から50年後、劣化により強度は落ちます。

ひのきは、建前の日から50の強度として仮定します。30年から50年後には強度が3倍以上に上がります。実際に築150年の柱に鑿(のみ)を叩くと、なかなか掘れません。法隆寺のように、1000年持つのもよくわかります。

ひのきの効果ーまるで森林浴をしているような心地よさ

リラックス効果

森の中を散策すると、樹木が放つ“フィトンチッド”という成分を浴びることにより、ストレスを和らげ、リラックス効果を得ることができます。ヒノキにはそのフィトンチッドが多く含まれ、絶えず発散しています。木の木目を見ているだけで、リラックス効果も得られる!というのもヒノキ材の魅力です。精神的にも効果絶大です!

温度調整

高温多湿の日本でヒノキが用いられる理由として、「ヒノキ風呂」や「まな板」を思い浮かべれば、水分や雑菌にも強いことがわかります。そして、空気中の二酸化炭素を吸い、酸素を放出する“木の呼吸”は伐採後も続けられ、室内の温度変化に応じて自動で湿度調整をしているのです。

抗菌・抗ダニ・防臭

ヒノキに含まれる成分には抗菌・抗ダニ・防臭などの働きがあり、(もちろん、クレオソート油(防腐剤)などを併用することは必要ですが・・)有害なシロアリ駆除剤を使う必要はないのです。